北研で購入できるきのこの種菌・栽培ガイド

北研603号

きのこの品質にこだわる方にお奨めの品種です。

特徴

・培養は積算温度2,200~2,600℃が目安。
・発生芽数はやや少なめであるが、特に大型・厚肉のきのこが成長する。
・高温制御散水、夏期カットの管理が必須である。

北研603号は空調栽培及び自然栽培に使用できる中高温性品種で、きのこの発生は13~25℃が適温です。原木栽培用品種としても使われています。
きのこはLクラス中心で、北研600号と比較して肉質が硬くボリューム感があり、人気の高い品種です。
きのこの地色は明るい褐色で、散水管理などを行ってもきのこの黒ずみが少ない品種です。

菌床栽培上のポイント

培地の腐朽力が強いため、粗目のオガクズ(ナバチップ)を多用し、7割前後とすること、通気性の良い栽培袋を用いることが仕込み上のポイントです。
空調栽培では、20℃の培養温度であれば120日前後で発生可能です。自然栽培であれば、秋冬仕込みで春~夏発生が適しています。自然栽培での春仕込み秋発生を行う場合には、必ず夏期カット管理や高温抑制管理などを行い、集中発生を抑制する必要があります。
発生の標準的な温度は15~18℃であり、13~23℃程度の変温管理が適しています。低温下で発生管理を行うと芽作りが遅れるため注意が必要です。15℃程度の温度で管理している場合には、発生終了後に20℃~23℃で1週間程度休養を行ってください。収量の増加が期待できます。

発生温度

13~25℃(中高温性)

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